4月23日に乗員・乗客合わせて26人が乗った観光船『KAZU 1』が、北海道の知床半島の沖合で遭難した事故で、観光船の乗客と乗員の救助活動、捜索が海上保安庁や自衛隊によって連日、続いております。これまでに救助された11人全員の死亡が確認されております。
今回は、知床遊覧船(観光船)事故KAZU 1の会社名に社長や船長の名前、ホームページ関していろいろリサーチしました。

知床遊覧船kazu1の事故が話題
4月23日に北海道の知床半島の沖合で、観光船『KAZU 1』が遭難した事故で連日、メディア各所で取り上げられています。
この遭難事故は、4月23日午前10時に斜里町ウトロの港を出港した、乗員・乗客合わせて26人を乗せた観光船『KAZU 1』が北海道の知床半島西部沖を航行中、出港からおよそ3時間後の午後1時頃、「船首が浸水し、沈みかかっている。エンジンが使えない、カシュニ滝のすぐそばにいる」などの内容で救助要請がありました。
その後、さらに午後2時頃に「船首が30度ほど傾いている」と運航会社に伝えたのを最後に連絡がとれなくなりました。
運航会社によると、観光船は斜里町ウトロの港を出港した後、知床岬で折り返し、港に戻る予定とのことでした。
乗船していたのは、子ども2人を含む乗客24人と船長と甲板員各1人の合わせて26人が乗船していたということです。これまでに救助された男性7人、女性3人、子ども1人の合わせて11人の死亡が確認されております。
現在も救助活動、捜索が海上保安庁や自衛隊によって続いております。
知床遊覧船kazu1の会社名やホームページ
今回、遭難した観光船【KAZU 1】の運航会社は『知床遊覧船』です。知床遊覧船は、4月23日に他の運航会社に先駆けて、今シーズンの運航を始めたばかりだったようです。
運航会社『知床遊覧船』のホームページによりますと、知床半島を周遊する観光クルーズは……
・知床岬で折り返すコース【所要時間:3時間】
・ウトロ漁港と知床岬の真ん中に位置するルシャ湾で折り返すコース【所要時間:2時間】
・カムイワッカの滝で折り返すコース【所要時間:1時間】
3種類のコースがあり、今回、遭難した『KAZU 1』は最長の3時間コースを運航していたようなのです。
運航会社『知床遊覧船』の安全管理がどうだったか、今後の調査や捜査に注目が集まりそうです。
知床遊覧船kazu1の社長について
運航会社『知床遊覧船』社長の名前は現在公表されておりませんでした。
しかし、2016年から5年間、【KAZU 1】の船長だった51歳の男性が社長に関して証言をしており、「社長が変わって、去年3月に契約を打ち切られた」と言い、今の社長は、「船のことも、海のことも知らない」 、「お金にだらしない人。常に『お金がない』と話していた」 「波があって出航をやめたときも、『何で出さないんだ』と言われていた」 などと発言していたようです。
知床遊覧船の社長は、4月24日に乗客の家族や親族とみられる二十数人に事故の状況を説明、謝罪をしたものの、メディアへの説明はなく、姿も見せておりません。地元の斜里町長は「社長が改めて記者会見を開く」と発言しましたが、日程は発表されておりませんでした。
知床遊覧船kazu1の船長について
今回、遭難した観光船『KAZU 1』の船長、豊田徳幸さんですが、彼も遭難後、行方が分かっておりません。
豊田徳幸船長は、2021年6月にも観光船『KAZU 1』でウトロ漁港を出港した直後に浅瀬に乗り上げる事故を起こしており、当時けが人はいなかったということですが、この事故で、豊田徳幸船長が業務上過失往来危険の疑いで書類送検されていました。
また、2016年から1年間、 長崎県島原市などが企画した観光ツアーで有明海を走る水陸両用車のドライバーを務めていたこともあったようです。当時を知る関係者は豊田船長の人柄について、「リーダー的な役割で点検や操縦などを他の人に指導していた、立派な人だった」 「無茶をするような人ではなかった」などと話しています。
なぜ、豊田徳幸船長は、観光船『KAZU 1』を出港させたのか、また、2021年の座礁事故で船体を傷つけているため、今回の浸水との関わりなどについても気になるところです。
まとめ
今回は、4月23日に北海道の知床半島の沖合で起きた観光船『KAZU 1』の遭難事故についてご紹介致しました。
観光船『KAZU 1』の運航会社『知床遊覧船』の実態や、今だに消息不明になっている豊田徳幸船長に関して徐々に明らかになってきています。
これまでに救助された11人全員の死亡が確認されておりますが、未だ現在15名の救助活動、捜索が海上保安庁や自衛隊によって続いております。
また、これからの知床半島の観光への影響も心気になるります。
